秋の空が今を飲み込んだ
景色がループする
独りきり
フィルム越しの過去を掻き消した
景色がそこにある
見えてるかい?
覗いて見てごらんよ
その目には何が映る?
雑音だらけのセピアな日々を
忘れる程の赤く染まる街
手を伸ばして
世界を独り占め
誰もいないこの場所で
僕は景色になっていく
秋の桜が枯れるまで
六弦のディストーション
僕の声をかき鳴らす
秋の空が色を生み出した
カラスが鳴いている
独りきり
フェンス越しの街を取り出した
信号が赤になる
感じるかい?
思い出してごらんよ
その傷は何処で付けた?
赤く滲む景色と傷は
生きてる証
コスモスのように
走り出して
僕は泣いた
夜に消されていく夕景
僕も動けなくなっていく
秋の桜が枯れるまで
六弦のディストーション
僕の声をかき鳴らす