壊れた街の端っこの方、一人、うずくまって、夢の中。
生き物が居ないところでは、風は吹かないと俺は知った

君が見えない、君がわからない

壊れた街の真ん中の方、一人、立ちすくんで、鏡を見る。
生き物が居ないところでは、光は意味をなさないと俺は知った。

君が見えない、君がわからない

声が聞こえない、言葉が分からない

壊れた街の廃墟ビルで、二人一緒に手を繋いでいた。
そんな夢を見たその直ぐ後に、俺一人だけで空飛ぶ夢を見た。